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<title>鑑定家　ジョーティッシュ</title>
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<description>インド占星術の研究や日頃考えていることを掲載します。</description>
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<title>『時代の精神』の続編について</title>
<description> 『ツァイトガイスト時代の精神』の続編が出たようである。 ----------------------------------------------------- 2008年 ハリウッド芸術活動祭　 最優秀賞 受賞作品 [時代の精神　続編]結論：めざめから社会への行動対策版 ピーター・ジョセフ製作 翻訳・字幕作成　服部順治 http://jp.youtube.com/watch?v=eBpSxKjnh24 http://jp.youtube.com/watch?v=fucX75rKD4Q http://jp.youtube.com/watch?v=S2vxd_xu1Ps ----------------
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<![CDATA[ 『ツァイトガイスト時代の精神』の続編が出たようである。 <br /><br />----------------------------------------------------- <br />2008年 ハリウッド芸術活動祭　 <br />最優秀賞 受賞作品 <br /><br />[時代の精神　続編]結論：めざめから社会への行動対策版 <br />ピーター・ジョセフ製作 <br />翻訳・字幕作成　服部順治 <br /><br />http://jp.youtube.com/watch?v=eBpSxKjnh24 <br />http://jp.youtube.com/watch?v=fucX75rKD4Q <br />http://jp.youtube.com/watch?v=S2vxd_xu1Ps <br />----------------------------------------------------- <br /><br />このツァイトガイストシリーズは非常に完成度が高い作品で、 <br />全部見たが、非常に衝撃を受けた。 <br /><br />今回の[時代の精神　続編]は社会を変えるための行動を呼びかけている。その内容は、内側（意識）の変革と外側（社会システム）の変革の両方について語っている。 <br /><br />これを見て、この作品の作者ピーター・ジョセフは単なる陰謀論者でもなく、共産主義者でもなく、真の社会の改革には我々一人一人の意識の変革が必要であることを、クリシュナムルティの映像と言葉を通して訴えかけている。 <br /><br />その一方で、銀行の詐欺行為を暴き、連邦準備銀行を実質的に支配しているシティバンク、ＪＰモルガンチェース、バンクオブアメリカなどの民間銀行のボイコット運動や、支配体制を維持する巨大メディア産業や、軍隊（軍産複合体）、エネルギー産業、規制の政治体制のボイコット運動を勧めている。 <br /><br />我々の社会システムは銀行が信用創造で生み出す借金によってでないと、経済活動が行えない仕組みになっており、そのため、借金は利子を付けて、返さなければならないため、我々はお金を市場からかき集めるために必死になって奴隷のように働き、かつ資源を開発し自然環境から際限なく、資源を搾取し続けて経済成長をしなければならないのである。 <br /><br />そうしたシステムを維持しているのが銀行システムであり、そのトップについている者たちが、我々人類を実質的に支配している統治者である。お金とお金を生み出す銀行システムを使って、統治しているのである。 <br /><br />そして、軍産複合体は対立する陣営に武器を渡して戦争を起こし、世界を混沌とした状態に留め、戦争によるビジネスによってお金を儲け、 <br /><br />銀行は膨れ上がった軍事費により国民の税金から利子を含めて回収し、 <br /><br />エネルギー産業は軍事力の後押しを受けて、発展途上国から資源利権を奪い取る。そして、メディアはそうした体制を擁護するように情報統制する。 <br /><br />こうした物質社会を統治する支配層の仕組みの根っこの部分を形成する <br />銀行システムについて、特にその信用創造を含めた詐欺行為を告発している。 <br /><br />しかし、こうした外側の革命ばかりでなく、内なる革命についても <br />語っているところが秀逸である。 <br /><br />そして、そちらの方が本当は重要なのだと述べている。 <br /><br /><br />この作品はこれから社会で高まっていくムーブメントに <br />先駆けて、その雰囲気を伝えるような内容になっている。 <br /><br />改革は人間の意識の変化によってもたらされるという <br />クリシュナムルティの力強い演説を引用して、これを伝えているところに感銘を受ける。 <br />製作のピーター・ジョセフは今起こりつつあることの全体像を知っている人物に思える。 <br /><br />クリシュナムルティはかつて世界教師の器として準備されていたのであり、彼の引用は、これから姿を現す世界教師と、人類の社会改革ムーブメントの高まりを雰囲気的に伝えているのである。 <br /><br />実際にはこんな映像では表現しきれないとてつもない革命が起こるのである。 <br /><br />その雰囲気を今の段階で伝えるのが本作品である。 <br /><br /><br />私たちは街にたたずんで、何か自分達が奴隷として歯車として取り込まれていたこの社会システムを手放す瞬間がおとずれるのである。 <br /><br />何かとてつもない内なる革命が進行し、二度と元には戻らない変化を <br />引き起こすのである。 <br /><br />街の中に私たち一人一人が佇んで、茫然として、この事態を味わうのである。尋常でない体験を味わうのである。 <br /><br />その雰囲気を製作のピーター・ジョセフは伝えたいのだと思う。 <br /><br /><br />私はこの変化について、以下のコラムで書いたのであるが、 <br /><br /><br />アメリカの行方 -アメリカ発の世界革命が始まる- <br />http://www.kanteiya.com/column/09/1018.htm <br /><br />世界教師について <br />http://www.kanteiya.com/column/09/1019.htm <br /><br /><br />こうした革命がどのようにして行われるかということを <br />知るには必見の作品だと思われる。 <br /><br /><br /><br />（関連作品） <br /><br />ツァイトガイスト(時代の精神）日本語字幕版　パート１ <br />http://video.google.com/videoplay?docid=1431037135738418803 <br /><br />ツァイトガイスト(時代の精神）日本語字幕版　パート２ <br />http://video.google.com/videoplay?docid=274762950234337392 <br /><br />ツァイトガイスト(時代の精神）日本語字幕版　パート３ <br />http://video.google.com/videoplay?docid=2172429313954008035 <br /><br />ツァイトガイストムーブメント　公式ホームページ <br />http://www.zeitgeistmovie.com/index.html <br /><br /><br /><br />（引用抜粋） <br /><br /><br />---（略）--- <br /><br /><br />[社会を変えるための行動] <br /><br />１、銀行の詐欺行為を明らかにします。 <br /><br />シティバンク、ＪＰモルガンチェース、バンクオブアメリカは、 <br />腐敗した連邦準備制度理事会内で最も強力な支配会社です。 <br /><br />これらの銀行をボイコットする時です。 <br />もしそれらの銀行の口座またはクレジットカードを持っていたら、 <br />別の銀行に移動しましょう。 <br /><br />それらの銀行に住宅ローンがある場合は、 <br />別の銀行に借り換えをしましょう。 <br />それらの銀行の株をもっていたら、売りましょう。 <br /><br />もしそこで働いていたら、辞めましょう。 <br /><br />この行動により、連邦準備制度理事会として知られている <br />民間銀行のカルテルに隠れている「本当の権力者」に対する <br />軽蔑の表明をしましょう。 <br /><br />そして金融システム自体の詐欺行為について <br />みなさんに知ってもらいましょう。 <br /><br />２、テレビニュースのスイッチを切りましょう。 <br /><br />知りたい情報については、インターネット上の <br />新しく作られた独立系の報道機関のニュースをご覧ください。 <br /><br />CNN、NBC、ABC、 <br />フォックスが報道するすべてのＴＶニュースは <br />現在の体制を維持するためにフィルターがかけられています。 <br /><br />４つの企業が所有するすべての主要なメディアでは、 <br />客観的な情報の提供は不可能なのです。 <br /><br />この報道の分野にこそ、 <br />インターネットの真のよさが現れています。 <br /><br />またインターネットでは情報が自由に流れるため、 <br />権力層は支配することができなくなっています。 <br /><br />私たちの救世主として、 <br />常に私たちはインターネットの世界を <br />守っていくようにしなければなりません。 <br /><br />３、あなた自身はもちろん、あなたの家族、 <br />あなたの知っている友達など、いっさい軍隊と <br />関わらないようにしましょう。 <br /><br />この軍隊はもはや意味のない権力層の組織を <br />維持するためだけに使われている時代遅れの機構です。 <br /><br />イラクにいるアメリカの兵士は <br />アメリカの企業のために働いているだけで、 <br />アメリカの国民のためではありません。 <br /><br />私たちは、戦争で争うことが普通のごく自然に起きる状態で、 <br />軍隊は誇り高い組織だと信じ込まされています。 <br /><br />また、もし戦争が普通の自然な状態だとしたら、 <br />なぜＰＴＳＤ（ストレス障害）で毎日アメリカの退役軍人が <br />１８人も自殺するのでしょうか？ <br /><br />もし私たちの軍の男女が誇り高い人たちなら、 <br />なぜアメリカのホームレス人口の２５％が退役軍人なのでしょうか？ <br /><br /><br />４、エネルギー企業を支援するのをやめましょう。 <br />もし一戸建て住宅に住んでいるなら、 <br />一般的な電気、ガスなどのエネルギー供給網から <br />抜け出すようにしましょう。 <br /><br />ご自宅の家をクリーンエネルギーで持続可能な生活ができる <br />あらゆる方法を研究してみましょう。 <br /><br />太陽、風力、およびその他の再生可能エネルギーは、 <br />今や手頃な価格で消費者に提供されるようになり、 <br />限りなく値段が上がり続けている従来のエネルギーを考えると、 <br />長い期間で見れば安い投資になるでしょう。 <br /><br />車に乗るならなるべく小さな車にして、 <br />ハイブリッドや電気など従来のエネルギー以外で <br />走ることができる車を使うようにしましょう。 <br /><br />５、従来の政治体制を拒否しましょう。 <br />民主主義への幻想は私たちの知性をあざけ笑うでしょう。 <br /><br />金融システムには、真の民主主義などはありませんし、 <br />以前にもあったためしはありません。 <br /><br />２つの政党が同じ企業集団のロビイストによって支配されています。 <br /><br />それら企業集団の運営するメディアによって投影される人気でもって、 <br />彼ら政治家や政党の立ち位置が決められます。 <br /><br />本来、腐敗したシステムにおいて、２、３年おきの人事異動では <br />彼らの行動傾向はほとんど変わることはありません。 <br /><br />選挙や政治討論などの政治ゲームがあたかも意味があるように思うかわりに、 <br />この間違ったシステムをどのようにして超えていくかに集中しましょう。 <br /><br /><br />６、この運動に参加しましょう。 <br />時代の精神のサイトを見ていただき、 <br />今まで見たことがないような社会的変革を起こす <br />大衆運動を作り出すのにご協力ください。 <br /><br />私たちは結集して、現在のシステムに先天的にある <br />腐敗について啓蒙していく必要があります。 <br />真の持続可能な解決策を携えて <br /><br />・・・地球上のすべての天然資源は <br />人類の共通の遺産であることを宣言します。 <br /><br />一方、みなさんに知らせることとして、 <br />技術の本当の価値や、もし世界が戦うのをやめて、 <br />どもに働くようになればどれだけ自由でいられるか、と言うことです。 <br /><br />どちらを選択するかはあなたにかかっています。 <br /><br />あなたは金融システムの奴隷であり続ける事もできますし、 <br />絶え間ない戦争、経済恐慌、地球規模の不正を <br />見続けることもできます。 <br /><br />空虚な娯楽や唯物的でガラクタのようなモノで <br />あなた自身をなぐさめながら.... <br /><br /><br />さもなければ誰ひとり置いてけぼりにすることのないよう <br />全ての人たちを解放し、支え続けていかれる、 <br />現実的な能力を身につけ、 <br />本当に意味のある地球規模の全体を考えた <br /><br />持続性のある変革にあたなのエネルギーを注いでいくこともできます。 <br /><br />でも結局、最も意味のある変化は、 <br />まず、あなた自身の中に起こるに違いありません。 <br /><br />本当の革命とは実は意識の革命なのです。 <br /><br />まず私たち一人ひとりは、 <br />それが今まであたりまえだと条件付けられてきた、 <br />他人と自分とを区別する唯物的なノイズを乗り除いていく必要があります。 <br /><br />今まで私たち自身が経験してきた <br />一体感から感じたことから見出し、熟考し、 <br />それにそって全体的な調和をはかっていくことによって、 <br />わかってくることなのです。 <br /><br />そしてそれはあなたの努力しだいなのです。 <br /><br />[クリシュナムルティ：マザーテレサら現代５大聖者のひとり] <br />”私達がやろうとしていることは何か。 <br /><br />あなたはここでの議論や話を聞いて、 <br />根本的な意識の変化を起こすことができるかどうか、ということです。 <br />・・・物事を言われたとおり鵜呑みにせず、 <br />でもそれを理解し、さらに深く考え、 <br />違った暮らし方をあなた自身で見つけ出さなければならず、 <br />そのことに集中するのです。 <br /><br />でもそれは、あなたが他の誰でもない、 <br />あなた自身の人生を歩んでいかなくてはいけない、 <br />という意識にかかっています。 <br /><br />なぜなら、あなたには教師も、生徒もいない、 <br />指導者も導師もなく、 <br />神様もいなければ、救世主もいない。 <br /><br />あなた自身が、教師であり、生徒であり、 <br />神であり、導師であり、 <br />指導者であり、あなた自身が全てなのです。 <br /><br />そして理解する事は、変化させるということ・・・。” <br /><br />（『時代の精神』続編より） <br /> ]]>
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<title>帝国興亡１２０周期理論について</title>
<description> 政治経済学者の副島隆彦氏は自身の著作の中で「世界覇権１２０年サイクル」理論を提唱している。すなわち、１２０年周期で世界帝国（覇権国）の隆盛と衰退が繰り返されるというのである。 この１２０年という周期は、ジョーティッシュ実践者にとって非常に馴染みのある周期である。以下に副島隆彦氏の著作『思想劇画　仕組まれた昭和史-日中・太平洋戦争の真実-』の中から引用する。 --------------------------------------------
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<![CDATA[ 政治経済学者の副島隆彦氏は自身の著作の中で「世界覇権１２０年サイクル」理論を提唱している。すなわち、１２０年周期で世界帝国（覇権国）の隆盛と衰退が繰り返されるというのである。 <br /><br />この１２０年という周期は、ジョーティッシュ実践者にとって非常に馴染みのある周期である。<br /><br />以下に副島隆彦氏の著作『思想劇画　仕組まれた昭和史-日中・太平洋戦争の真実-』の中から引用する。 <br /><br />----------------------------------------------------------------- <br />歴史は60年から70年単位で繰り返す <br /><br />我々は歴史に学ぶ知恵を持たなければならない。 <br />歴史は繰り返す。金解禁と、平成になってからの金融ビッグバン及び <br />”郵政民営化”はそっくりである。金解禁を断行した”ライオン宰相”浜口雄幸と井上準之助は、７４年後の郵政民営化の時の小泉純一郎と竹中平蔵にそっくりだ。共にウォール街に操られていた。 <br /><br />人類の歴史は、大体６０年から７０年で動く。歴史の周期は６０年ぐらいで回るのだ。これを、「コンドラチェフの波」と言う。 <br />経済学の景気循環の波のことで、一番、大きなサイクル（波）のことだ。 <br /><br />人間は、一世代で３０年と数える。それの二世代分が６０年だ。 <br />それで命も変わっていく。この６０年のサイクルは、東洋の、中国の知恵で言えば、十干十二支という中国の、道教の思想と同じだ。 <br />陰陽道とか、陰陽五行、あるいは易学の思想である。 <br />四柱推命というのも、この陰陽五行の一種である。 <br /><br />易学も十干十二支で、あわせて６０年の周期で動く。ヨーロッパもそうである。そこらの経済学者、金融アナリストたちは、チキンの波（３、４年の景気循環の周期）とかの、短い波でしか、ものを見ていない。だからみんな経済予測で大失敗した。一番大きな６０年から７０年の大波動で見なければいけない。 <br /><br />この倍の１２０年のサイクルが、「世界覇権サイクル」といって、政治の波となる。この１２０年周期で、世界帝国（覇権国）の隆盛と衰退が繰り返される。 <br /><br />１９１４（大正３）年に世界覇権をイギリスから奪ったアメリカ帝国は、２００７（平成１９）年８月１７日のサブプライムローン問題で衰退を始めた。次の世界覇権を握るのは中国だろうが、その際の支配者たちは、華僑とユダヤ人の合いの子のような存在だろう。 <br /><br />金融恐慌も再び襲い来る。それに備えて今のうちから、いろいろな物資を個人としてできる限り備蓄しておくべきだ。 <br /><br />拙著『実物経済（タンジブルエコノミー）の復活』（祥伝社黄金文書）で書いた通り、物（食糧、貴金属、ボトル、水、土地）に変えるべきだろう。 <br /><br />『思想劇画　仕組まれた昭和史-日中・太平洋戦争の真実-』P.104 より引用抜粋 <br />----------------------------------------------------------------- <br /><br />氏は文中で１２０年の世界覇権サイクルを中国の十干十二支という易学の思想で説明している。 <br /><br />占星術を学習している人であれば十二支とは木星が１年で一つの星座を移動するタイミングであることが分かるのである。さらにジョーティッシュを学習している人であれば、木星と土星のダブルトランジットが出来事を引き起こす重大な影響を表わしているため、木星の公転周期である１２年と土星の公転周期の３０年の最小公倍数である６０年は木星と土星が６０年前と同じ位置に戻ってくるタイミングであり、一つのサイクルの終わりであることを理解している。 <br />このサイクルによって６０年前と同じような出来事が起こるのである。 <br /><br />そして、ジョーティッシュで出来事の予言を可能にするヴィムショッタリダシャーのサイクルは１２０年であり、またこれは土星と木星の公倍数でもあるため、１２０年というのは、６０年よりも重要な一つの大きなサイクルを示している。 <br /><br />人間は１２０年も生きないのでこのサイクルを経験できないが、国家の場合は、このサイクルを経験できるのである。 <br /><br />先日、アメリカのチャートを分析していて、アメリカは１７７６年のマハダシャー火星期の終わり頃、独立宣言して建国し、２４０年後の２０１６年で１２０年周期の２回目のサイクルを終えるのである。 <br /><br />だから２０１６年でアメリカが新しい国家にリニューアルすることを表わしている。 <br /><br />そして、リニューアルのダシャーがマハダシャー火星期なのである。 <br /><br />そして、そのマハダシャー火星期が始まるのが２０１１年１０月１４日である。 <br /><br />アメリカは、第二次世界大戦後のブレトンウッズ体制以来、経済的に世界を支配しており、冷戦終結後は、単独で覇権国として、軍事的、経済的に世界に君臨している。 <br /><br />アメリカの生まれ変わりは世界に大きな変化をもたらすはずであり、それが火星期になると始まるのである。 <br /><br /><br /> ]]>
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<title>２００９年１月－２月鑑定家セミナー</title>
<description> こんにちは。秀吉です。これから、これまでにジョーティッシュの学習＆実践で、分かったことをアウトプットするとともに、時代の変わり目としての現在の転換期に必要な知識を伝えて行きたいと考えております。まずその第一弾として、来年の２００９年１月終わり頃と２月半ばに以下の日程でセミナーを開催します。◆　　　　　　◆　　　　　　◆         ２００９年・鑑定家セミナー題名：『ジョーティッシュの人間関係論と世界の真実
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<![CDATA[ こんにちは。<br />秀吉です。<br /><br />これから、これまでにジョーティッシュの学習＆実践で、<br />分かったことをアウトプットするとともに、時代の変わり目としての<br />現在の転換期に必要な知識を伝えて行きたいと考えております。<br /><br />まずその第一弾として、<br /><br />来年の２００９年１月終わり頃と２月半ばに<br />以下の日程でセミナーを開催します。<br /><br /><br />◆　　　　　　◆　　　　　　◆<br />         <br /><br />２００９年・鑑定家セミナー<br />題名：『ジョーティッシュの人間関係論と世界の真実』<br /><br /><br />【日程】１月２５日（日）<br />前半：１３：３０～１７：００<br />後半：１８：００～２２：００<br />【会場】大田文化の森 第３（定員：３８名）<br />【交通】ＪＲ大森駅西口から徒歩約16分<br />東急バス・池上方面行、大田文化の森下車徒歩１分<br /> http://www.ota-bunka.or.jp/bunka/access.html<br /><br />【講座内容】<br />前半ではプロジェクターやビデオを用いて主に講義を中心に行い、<br />後半では雑談形式で、公開鑑定や、<br />質問コーナー（一緒に考える）を設けます。<br />希望者には鑑定も行いますのでお得だと思います。 <br />身近で気になるチャートがあればご持参下さい。 <br /><br />【参加費】￥２,０００<br /><br /><br />【日程】２月１４日（土）<br />前半：１３：３０～１７：００<br />後半：１８：００～２２：００<br />【会場】大田文化の森 第２集会室（定員：３８名）<br />【交通】ＪＲ大森駅西口から徒歩約16分<br />東急バス・池上方面行、大田文化の森下車徒歩１分<br /> http://www.ota-bunka.or.jp/bunka/access.html<br /><br />【講座内容】<br />前半ではプロジェクターやビデオを用いて主に講義を中心に行い、<br />後半では雑談形式で、公開鑑定や、<br />質問コーナー（一緒に考える）を設けます。<br />希望者には鑑定も行いますのでお得だと思います。 <br />身近で気になるチャートがあればご持参下さい。 <br /><br />【参加費】￥２,０００<br /><br /> ※1/２５、２/１４とも同内容ですが、<br />その時の状況によって内容が変わることがあります。<br />来場者の要望に応じて柔軟に内容を変更します。<br /><br /><br />【セミナー内容】<br /><br /><br />１．私がジョーティッシュに夢中になったわけ<br /><br />・ジョーティッシュに関する雑談、ウォーミングアップ <br />・臨床の知としてのジョーティッシュ<br /><br /><br />２．ジョーティッシュの人間関係論 <br />・チャールズ皇太子とダイアナ妃の関係について 他 <br />・北野たけしと山本モナ　他 <br /><br /><br />３．宿曜占星術と、ジョーティッシュの人間関係論の比較理解<br /><br />・宿曜占星術の奥義、三九の秘法が現代に蘇る<br />・三九の秘法は、こんなに簡単だった（三九の秘法の奥義の超簡単理解法）<br />・徳川家によって封印され、徳川２００年の幕藩体制を支えた秘技を徹底解剖する<br /><br /><br />４．秘教入門　―　ヘレナ・ブラヴァツキー、アリスベイリー・・・<br /><br />・新世界秩序とは何か？<br />・陰謀理論の中の”新世界秩序<br />・アリスベイリーの書籍の中に登場する新世界秩序(new world order)<br />・白色の新世界秩序と黒色の新世界秩序<br />・霊的ハイアラキー　と　物質性の大主方（ブラックロッジ）<br />・人類の本当の歴史を秘教的に概観する<br />・経済崩壊―現在の世界情勢―<br />・魚座の時代から水瓶座の時代へ<br />・お金の起源 <br />・国際銀行システムは水瓶座（第７光線）のエネルギーが生み出した<br />・『ＭＯＮＥＹ　ＡＳ　ＤＥＢＴ』を視聴し、現代のお金のシステムについて考える。<br />・ジョーティッシュにおける６/８の関係で解釈する<br /><br />(参考図書）<br />『金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った』　安部 芳裕 (著)　徳間書店<br />『洗脳支配』　苫米地英人著　ビジネス社 <br /><br />※参加される方はお金と時間に余裕のある方は、<br />上記の２冊を事前に読まれることをお勧めします。<br /><br /><br />５．２０１２年問題とは何か？<br /><br />・２０１１年１０月１４日以降にアメリカ発の世界革命が始まる<br><br />・新しい世界、新しい人生<br />・我々の時間の概念が変わる<br /><br />※全部のメニューを消化しきれない可能性があるため、２、３を優先し、<br />残りの時間で、４、５をこなします。<br /><br /><br />【参加資格】<br /><br />どなたでも参加自由ですが、<br />内容を全て理解するには ジョーティッシュの基礎的な知識が必要です。<br />惑星、星座、ハウスなどの占星術の基本的な概念が分かることが望ましいです。<br /><br /><br /><br />【最低催行人数】<br />３人。<br />３人集まった段階で開催します。<br /><br /><br />【申し込み方法】<br /><br />＜お名前（本名）＞<br />＜参加希望日＞<br />＜連絡先＞<br />＜出生データ or 月のナクシャトラ＞<br /><br />上記の項目を記入して、<br />psh2bhr1@ybb.ne.jp　<br /><br />までお申し込み下さい。<br />折り返し返答をいたします。<br /><br />当日、出生の月のナクシャトラを用いて、<br />簡単なエクササイズ＆ゲームをして頂きます。<br />月のナクシャトラが分からない方は、<br />出生データ（生年月日、出生場所、出生時間）を必ずご記入下さい。<br /><br />事情があって出生データを開示できない方は、<br /><br />ナクシャトラの名前と月の星座における正確な度数をご記入下さい。<br /><br />（例：双子座２７°１７’ プナルヴァス）<br /><br /><br />皆さんの参加をお待ちしております。<br /><br /><br />鑑定家/秀吉  ]]>
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<title>個人事業主-自由の感覚と鬱病-</title>
<description> 個人事業主というのは会社と雇用関係を結ぶ必要がないのである。 会社とは対等な契約関係で請け負って仕事をすることになる。 外面上、あたかも会社の社員と同じフロアで社員のように働いているにも関わらず、立場的には個人事業主である。 社員のように手厚い保護は受けられないが、いちいち会社の上司から命令や指図を受けることもなく、私にとっては社員となって主従関係に入るのが苦手なため、この方が快適である。 今となって
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<![CDATA[ 個人事業主というのは会社と雇用関係を結ぶ必要がないのである。 <br />会社とは対等な契約関係で請け負って仕事をすることになる。 <br />外面上、あたかも会社の社員と同じフロアで社員のように働いているにも関わらず、立場的には個人事業主である。 <br /><br />社員のように手厚い保護は受けられないが、いちいち会社の上司から命令や指図を受けることもなく、私にとっては社員となって主従関係に入るのが苦手なため、この方が快適である。 <br /><br />今となっては、いちいち会社の指揮系統下に入らなくてはならない、雇用関係というものがいかに屈辱的な立場であったかを、このような個人事業主の立場になってみて、実感するのである。今は会社側の人間から仕事を頼まれるような感覚なのである。 <br /><br />このような請負契約という形態で働き出したのはマハダシャーが金星期に変わってからである。金星は獅子座に在住して、昇進を表すラージャヨーガを形成しており、人の下に従う立場が終わったようである。 <br /><br />▼ <br /><br />人に管理され支配される期間があまりにも長いと、自由の感覚を失ってしまうのである。 <br /><br />そして、人は自由が不安な時、むしろ、支配されることを望むというのが、エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」の中で指摘されていた。 <br /><br />心理学者の観察では、鎖に長い間繋がれて、餌を与えられていた犬は、 <br />鎖を外してあげても逃げ出さないで、じっと、そこに留まるという。 <br /><br />つまり、これが鬱の状態であり、支配の感覚が、内在化し、慢性化した結果である。この状態の人間はどこかやる気がなく覇気がなく向上心や自立心にかけている。 <br /><br />日本人に鬱病が多いというのは、長い間、長時間労働で雇用主から管理されてきたからである。だから、日本というのは奴隷の国である。奴隷は長い間、主人から餌をもらって生きてきたので、支配されている感覚が内在化し、慢性化している。 <br /><br />何故、日本人はこんなにも細かいことにこだわるのか、時間に正確なのかとよく言われるようである。細かいことにこだわるとか、時間に正確とかいうのは、土星的であるが、土星は奴隷を表している。 <br /><br />i phoneの開発者、スティーブジョブスに言わせると、日本人は「海岸に大量に打ち上げられている死んだ魚のようである」そうである。 <br /><br /><br />米国は戦後、巣鴨プリズンから釈放された、岸信介、児玉誉士夫、笹川良一らを使って巧妙な日本管理を行い、読売新聞創業者の正力松太郎のような人物を、CIAの協力者として、要請し、巧妙に日本を管理して来たようである。 <br /><br />こうした米国の日本管理は発展途上国の管理と全く何ら異ならない同質のものだと分かる。 <br /><br />米国は戦後、発展途上国に巧妙に経済理論とその統計データを使って、でたら目の経済成長を予測し、国際銀行から借金をして、港、湾、道路、ダム、発電所などの社会インフラを作り、そこから得られる収入を使って借金を返済していくように説得し、結果として借金が返せなく <br />なったところで、国の予算配分などの決定権を握り、石油採掘権などを獲得して、資源を奪い取るという戦略をずっとCIAやNSAなどの情報機関を通じて行なって来たようである。 <br /><br />日本も本質的にはその途上国と全く同質の扱いを受けているのである。 <br /><br />そして、プラザ合意とか、金融自由化とか、日本の国富はことあるごとに奪い取られているようである。それで郵政民営化とか、さらに従順な羊か、奴隷のような日本国民から、訳が分からないうちに、資金を奪い取ろうとしているようである。 <br /><br />多くの日本人が、内心、米軍に日本にいて欲しいと思っているようである。私自身の中にそのような感情があるのを発見する。 <br /><br />自分が徴兵されて軍隊に行きたくないし、米軍から軍事的に守ってもらうほうが、自分達で国家の自衛を考える必要もないため、楽だからである。 <br /><br />然し、そのような考え方は長い間、管理されてきた奴隷が陥る錯覚であり、鎖を外してもらっても逃げない犬のようである。 <br /><br />もう管理されることに慣れてしまい、その方が楽なのである。 <br />これは深刻な鬱の状態であり、長期の支配を受けた人間に見られるエネルギーの低下状態であり、深刻な病である。 <br /><br />小泉政権の新自由主義経済政策から、貧富の差が広がっているが、負け組みはさらに奴隷としてのくびきを強められているが、勝ち組も結局は、負け組みを管理する中間管理職程度の奴隷に過ぎない。 <br /><br />もっと大きな存在から支配されている奴隷に過ぎない。 <br /><br />根本的な変容とは、この世界を管理支配している根本的な悪の根源は、大きな世界大戦の終わった現在の世界の中では、商業至上主義、市場原理主義の中に顕現しているようである。 <br /><br />お金儲けという尺度に、教育、福祉、健康管理、といった人間が人間らしく生きるための基盤を崩されて、公共部門から民営化されてしまうという危険性であり、効率化、合理化による人間疎外である。 <br /><br />民営化というのは結局のところ、私有化であり、それは最終的に近代のお金の仕組みを発明した邪悪な悪の根源、物質性の支配者達の懐に入るのである。 <br /><br />私は占星術を研究することで、お金というものが、人を支配するためのツールとなっていることを発見した。それは６室と８室が絡んで支配と被支配関係にある人のほとんどがお金を借金することで、人から、支配されているということが多かったからである。 <br /><br />それで他人のお金（７室から２室目）を表す８室は、人からお金を借りた時に８室の象意を経験し、支配者の支配を許すことにつながるということが分かったのである。 <br /><br />そして、その支配は最終的に、お金を発明した商業至上主義の根源でもある物質性の支配者達にさかのぼるのである。ロスチャイルドやロックフェラーといった米国の連邦準備銀行や国連の世界銀行を所有する人々はその物質性の大主方の代理人（エージェント）と言えるかもしれない。 <br /><br />イルミナティという秘密結社は、知性をもたらすルシファーを崇拝しているが、ルシファーとは、聖書ではサタンを表しており、かつてユダヤ人の先祖であった高位の弟子の中の３人がルシファーの側面に堕ちてしまい、フリーメーソンの成立の物語の中に、覚者を殺害して埋葬した弟子たちの歴史事実があると、アリスベイリーの著作の中に書かれている。 <br /><br />だから世の中の全ての出来事を形而上学的に考えると、８室は物質性の大主であり、サタンであり、ルシファーであるが、９室は霊ハイアラキーであり、知恵の大主方であり、大白色同胞団（グレートホワイトブラザーフッド）であり、マイトレーヤと覚者方のことを表すと分かったのである。 <br /> ]]>
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<dc:date>2008-11-22T12:28:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>hidekichi</dc:creator>
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<title>映画『ノーカントリー』について</title>
<description> ジョエル＆イーサン・コーエン兄弟が監督、脚本、制作した『ノーカントリー』をビデオで見た。原題は&quot;No Country for Old Men&quot;である。 原作はコーマック・マッカーシー著『血と暴力の国』という小説のようである。 この作品は見ていてストーリーの展開も登場人物の会話にもひきこまれて最後まで集中して見終わった。すごい作品というのは最後まで我を忘れて見入ってしまうものであるが、これもそんな作品だった。 あらすじについ
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<![CDATA[ ジョエル＆イーサン・コーエン兄弟が監督、脚本、制作した『ノーカントリー』をビデオで見た。原題は"No Country for Old Men"である。 原作はコーマック・マッカーシー著『血と暴力の国』という小説のようである。 <br /><br />この作品は見ていてストーリーの展開も登場人物の会話にもひきこまれて最後まで集中して見終わった。すごい作品というのは最後まで我を忘れて見入ってしまうものであるが、これもそんな作品だった。 <br /><br />あらすじについてはwikipediaに詳しく載っているが、作品の全編にわたって強烈な存在感を示すのが、無慈悲に殺人、強盗を繰り返す殺し屋シガーの存在である。 <br /><br />ここからは作品を見た人にしか分からないかもしれないが、 <br /><br />http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC <br /><br />シガーは金も麻薬も超越しており、自らのルールに従って行動する無慈悲な殺し屋である。彼が作品中で入った店の店主にコインを投げて、裏か表か当てろというシーンが出てくる。言われた店員は「何を賭けるのですか」と聞くが、シガーはいいから賭けろと言うのである。それで店員は表であると答え、それでそれは当たっていたのである。シガーはまた夜に来ると言って出ていく。 <br /><br />ここで思ったのは店主に賭けろといったのは、店主の命を賭けろと言ったのではないかということである。それでコイン投げで表を当てたので、命を奪うのをやめたということだったのかもしれない。 <br /><br />そして、このコイン投げは、最後にモスの妻、カーラ・ジーンに対しても行われる。「何故、私を殺す必要があるの？」と尋ねるカーラ・ジーンに対して、シガーはそれではせめてコインの裏表で、助けるかどうか決めてやろうと言って、カーラ・ジーンにどちらかを聞くのである。 <br />それに対して、カーラ・ジーンは、私はどちらかも選ばない。助けるかどうかあなたが決めなさいよと、シガーに返す。 <br /><br />このシガーの究極の行動原理とは、金や麻薬などへの欲望でもなく、また自らの内部の道徳心や良心でもなく、自分で決めたことや約束したことを実行するというものである。 <br /><br />だからコインの裏表の確率を用いるのは、それで意思決定を行うとシガーが決めたのであり、その結果に従うことは、やはり、自らに課したルールを守るというものである。 <br /><br />だから、彼にとって行動の理由はあるのである。それは自分に課したルールを忠実に守るという理由である。それ以外の理由は一切ないのである。 <br /><br />これを見て感じたことは、私たちも例えば、自分の頭のまわりを蚊が飛びまわっていたら、手のひらで叩いて、つぶすことがある。それには対して、たいした理由もなく、ただ蚊が飛んでいるからつぶすのである。 <br />音がうるさいとか、汚いから嫌だとか小さな理由はあるかもしれないが、それは理由がないくらい条件反射的な動作として行うのである。私たちは蚊をつぶすことに対して良心の呵責や、道徳的な疑問などは生じないのである。中にはどんな小さな生き物も殺生はいけないとして、躊躇する人もいるかもしれないが、大抵の人は、蚊をつぶすことに良心の呵責も何も感じないのである。 <br /><br />あまりにも巨大な意志というものは、人間の命に対してもそのような扱いをするのではないかと思ったのである。それは蚊の視点からみれば自然災害であり、神の意志かもしれない。 <br /><br />シガーに殺される人間たちが、感じる無力さは、自然災害とか、人間側の働きかけではどうにも変えることができない、巨大な意志である。 <br /><br /><br />この作品に登場するトミーリージョーンズ扮する保安官は、あまりにも凶悪化した殺人などについて、物騒な世の中になったと嘆き、途方に暮れるのである。そうして映画の最後で自分の無力を悟り、保安官を引退して辞めてしまう。 <br /><br />保安官が映画の最後に見た夢を語るが、それは父親が自分を追い越していって、温かい火を自分のために灯してくれているのではないかと思ったという夢であった。アメリカという国家が、自分たちのことを考えてくれているので安心だという、古き良き時代をなつかしむ夢である。 <br /><br />"No Country for Old Men"という原題が示すように、”（古き良きアメリカの時代を生きてきた）老人たちにとっての国は存在しない”という意味である。 <br /><br />シガーは明らかにアメリカの社会に生まれた悪を象徴しているのである。 <br /><br />このシガーで象徴される絶対悪とは何なのかと考えると、軍産複合体や連邦準備銀行など背後に潜む、アメリカ支配層、ユダヤ人の思想であり、ルシファーの思想であり、利益計算、合理主義の思想なのではないかと思うのである。 <br /><br />この思想が、レーガン政権の時代から加速した市場原理主義を拡大する新自由主義経済政策を推進する力である。それ以前のベトナム戦争の頃からおかしくなったアメリカの背後にある力である。 <br /><br />この力は理性というものを、あらゆる物事を解決できる力として崇拝する、ルシファー崇拝の思想なのである。 <br /><br />副島隆彦氏によれば証券とか、株式のオプション取引などの複雑な金融商品は、もともとは保険業の確率論から来ていて、リスクの割合を計算する思想だという。だから、この理性とは、確率論の考え方であり、ルシファーの思想とは、物事を確率論で考えたり、損得計算したりする利益計算である。 <br /><br />そのようなことを政治学者の副島隆彦氏が主張している。副島氏がこの作品を評価するならば、どのように評価するだろうかと非常に気になるところである。 <br /><br />例えば現在の米国の支配者階級が運営する株式市場の複雑なオプション取引は、確率論的なものであって、あたかもコインを投げて表が出たら助けてやるというシガーのコイン投げの考え方なのである。 <br /><br />そのような確率論的なリスク計算、損得勘定の思想がイデオロギーとしてまず、存在し、そのイデオロギーを強力に頑固なまでに推進する巨大な意志の二つが、アメリカが世界を導いている盲目的な悪の力なのである。 <br /><br />ここにはシガーが象徴するような単純に金儲けを追求するという発想以上の根本的な思想の部分での悪である。 <br /><br />これはアメリカで発達したゲーム理論や、社会現象を数理モデルで考える手法全般に言えることかもしれない。 <br /><br />その数理モデルからはみ出した人間が死のうがどうなろうが全く気にしないのであって、ただその最初に決めた数理モデルというルールに従って、それをイデオロギーとして強力に推進するのである。 <br /><br /><br />だから、シガーという究極の悪で象徴されるのは、自由主義経済思想とそれを世界に押しつける支配者階級の意志を表していると思うのである。これは何％の人間は生きれるが、何％の人間は死んでも構わないとい思想であり、シガーのコイン投げで、象徴されているかのようである。 <br /><br />シガーとモスの妻のカーラ・ジーンが対話する場面で、何故、コインの裏表で賭けさせるのかと質問するのであるが、シガーが「自分はこのやり方で小さい時からやってきた」と答えるのである。 <br /><br />だから、シガーはこうした無慈悲な合理的な思想の中にどっぷりと漬かってきた人間であることをここで告白しているのである。そういう過程で育ってきた人間が辿り着く馴れの果ての姿であり、その過程が生み出した怪物である。 <br /><br />だから最後にシガーが自動車事故で、片腕の骨が肉からはみ出すほどの大怪我をしたところに、少年二人が自転車でやって来る。そこで、シガーが金をやるからその上着をくれというのである。少年二人は、金なんていりません、善意でやったことですと言うが、シガーはいいから受け取れと言って、お金を無理やり渡すのである。 <br /><br />シガーは善意などというものを決して受けとらないという強固な意志を示すのであるが、少年たちは大金をもらって、さっそく喧嘩をしだすのである。 <br /><br />ここで善意も好意も思いやりもさまざまな人間の美徳とされているものを一切否定して、ただ金だけを信じる人間の姿があるのである。 <br /><br />これはモスが傷ついた体で、国境を歩いて越える時に３人の若者と出会い、５００ドルやるから上着をくれといったのと似ている。５００ドルで上着といったら上着と釣り合わないほどの大金である。それとあと若者が持っていたビールもくれというのであるが、若者は、いくらくれると言う。もう一人の若者が、それくらいただであげろよとささやく。 <br /><br />ここで示されているのは、全てが金でしか解決できないアメリカのすさんだ姿である。まず、モスはアメリカの軍産複合体の金儲けの道具として、ベトナム戦争に駆り出された世代であり、そして、その過程で、彼自身が金ですべて解決するような考え方を身につけたのである。 <br /><br />この若者とのやり取りの中にも、人の親切や好意でまかなわれていたものさえも、金で買わなければならないというアメリカ社会の姿を映し出している。 <br /><br />このようにこの作品では、全てを金で換算するすさんだアメリカ社会の姿を映し出すとともに、さらに金儲けという観点を超えた悪の姿を描いている。 <br /><br />それは一度、ルールや約束事を決めたら、盲目的にそれを実行し、人が死のうが、社会が破滅しようが、関係ないという姿勢であり、道徳や美徳、良心などよりもそれらのルールや約束事を上位に掲げる思想である。 <br /><br />この場合、この一度決めたルールを決めてそれをただ盲目的に実行するという姿勢は、被害を被る人間たちの視点からは、あたかも自然災害とか、決して一個人の力では逆らうことのできない自然力のように感じるのである。 <br /><br />現在社会の柱となっている自由主義経済思想やその背後にある理性崇拝の思想は、人格から切り離された、まるで魂のない盲目的な機械のように働いている。 <br /><br />それは道徳などには一切、拘束を受けないで自ら決めたルールを盲目的に実行していくマシーン（機械）であり、人はその意思を自然の抗うことのできない意志として、確率として受け入れるのである。 <br /><br />『ノーカントリー』のシュガーが象徴しているのはこのような悪ではないのかと思うのである。 <br /><br />モスの妻のカーラ・ジーンがシュガーに対して、コインの裏表を選択することはしないと言い、私を助けるかどうかあなたが決めなさいよ、というのであるが、これは、彼女がアメリカの支配者層に言った言葉なのではないかと思うのである。確率とか、数理モデルとかそんなことで、決めないで、私を助けるかどうかをあなた方が自分の意志で決めなさいよということである。 <br /><br /> ]]>
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